JAPAN VALUERS

当社のカンボジア現地法人であるJapan Valuers (Cambodia) Co., Ltd.において、2024年上期のホテルマーケット調査を実施いたしました

当社のカンボジア現地法人であるJapan Valuers (Cambodia) Co., Ltd.において、2024年上期のホテルマーケット調査を実施いたしました。首都プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビルの3都市において、合計で300棟近いホテルを対象とした客室稼働率調査、ADR調査を行っています。今回は特別に、当レポートの全文を無料にて公開・ご提供させて頂きますので、是非ご一読ください。

 

全体として、カンボジアのホテル市場は、国際的なホテルブランドからの関心が高まり、質の高い宿泊施設への需要が高まっていることから、継続的な成長が見込まれています。また、カンボジアが観光産業の発展とインフラ整備を続けていることから、ホテル市場は今後さらに投資を呼び込み、さらなる拡大・発展の機会を提供するものと考えられます。

一方で、本調査結果を見ると、客室平均稼働率は首都プノンペンでも未だ30%台、シェムリアップで20%を下回る水準であるなど、往時の賑わいとはほど遠い状況にあり、ホテルオーナー、オペレーターともに相当厳しい状況にあります。それにもかかわらず、ホテル物件のファイアセールがあまり聞こえてこないのは、築浅の物件や立地に優れた物件では、投資適格性が認められるにも関わらず、市場が十分に機能しておらず、興味を示す投資家や金融機関とのマッチングの機会が少ないこと、将来キャッシュフローの改善が見込まれるにもかかわらず、それを表現する収益評価の専門家が投資市場に根付いていないこと、等が理由として挙げられます。

 

本レポートにおいて調査対象としたホテルサンプル群の詳細なデータ、コンプセット等のご提供に興味がございましたら、有料とはなりますがご提供が可能です。また、カンボジアにおける具体的なホテル購入のご相談やご紹介、査定、デューデリジェンス、価格評価のご依頼がございましたら、現地法人と協働の上、お客様のニーズに最も寄り添えるかたちでご提案させて頂きますので、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

Cambodia_Hotel Market Report H1_2024