日本ヴァリュアーズ㈱の西川です。
6月18日に開催された弊社現地法人主催のセミナーに出席するため、6月16日から19日にかけてミャンマー最大の都市、ヤンゴンに行って参りました。「アジア最後のフロンティア」と呼ばれるミャンマーでの体験をお伝えしたいと思います。
「最後のフロンティア」と呼ばれるくらいなので、広大なジャングルが延々と広がっているのだろうか…と、漠然としたイメージを抱きつつヤンゴンに入ったのですが、このイメージはすぐに覆されることとなりました。
空港から中心市街へ続く幹線道路沿いにはお洒落な店舗やホテルが建ち並び、中心市街に入ると高層のオフィスや商業施設が複数見られます。また、現在も日本やシンガポールなどの海外資本主導の開発がいくつも進行しています。自分の地元(日本海側の県庁所在地)よりも都会っぽいなぁ…などと感じておりましたが、それもそのはず、ヤンゴンの人口は約470万人で、約960万人の東京都区部には及びませんが、約370万人の横浜を上回ります。
では、このヤンゴンに暮らす人々はいったいどのような人達なのでしょうか。まず、ミャンマーという国は多民族国家で、人口の6割はビルマ族が占めています。よって、ヤンゴンもビルマ族の方が多いですが、かつて英国領の商業拠点であった背景から、華人やインド系の南アジア人のコミュニティーもあり、街を歩くと多様な人々に出くわします。ミャンマーには敬虔な仏教徒の方が多く、ヤンゴンにも多数の仏塔(パゴダ)があります。私が訪れたシュェダゴン・パゴダはヤンゴンで最も高いパゴダで、重要な聖地となっており、パゴダの周辺では基本的にこれよりも高い建物を建てることができません。このパゴダには私のような外国人のほか、地元の方も大勢訪れており、熱心に祈りを捧げている姿が印象的でした。人々の生活に根差していることが窺い知れます。
パゴダのほか、滞在中は現地スタッフの案内で弊社が鑑定した案件を中心に、ヤンゴンの様々な場所を巡ることができました。その合間の食事も現地スタッフがお店を手配してくれたのですが、どれも美味しかったです。ミャンマーの料理は味がマイルドで日本人の舌に合うように感じました。特に、生姜の千切りをあえたジンジャーサラダは絶品だったので、日本でも作ってみたいですね。夜には串焼きの店が集まる有名な通りで食事もしました。串焼きを食べていると飲みたくなるのはお酒ですが、ミャンマーでお酒といえばミャンマービールです。このビール、味がさっぱりしていて水のように飲めてしまいます…非常に美味しい。よく冷えたミャンマービールのおかげで、雨季で蒸し蒸しとしたヤンゴンの夜も心地よく過ごせたように思います。
つづく