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不動産鑑定士西川尚登のミャンマー紀行3【盛況セミナー編】

 

さまざまな課題も抱えるミャンマーですが、私はその将来は大変明るいと感じました。第一に、ミャンマーの平均年齢は20代後半となっており、高度経済成長期の日本と同程度で、大変若い国といえます。街に出ても若者が多く、若年層向けのお店も着々と増えており、非常に活気があります。社会全体が前向きと言ってもいいかもしれません。また、その若者は勤勉で教育水準が高い人も多いです。弊社現地法人のスタッフ3名は皆英語が喋れますし、機転が利くので、物件視察の際には助けられたほか、6月18日のセミナーも盛況に終えることができました。

 

 

セミナーには120人以上の方に参加していただきました。ミャンマーには不動産鑑定評価の制度が無いため、弊社会長の磯部がミャンマーにおける鑑定評価の役割とその重要性について講演しました。セミナーの性質上、参加者には日本を含む外資の企業幹部やミャンマー政府の行政担当者が目立ちましたが、地元の若いビジネスマンや学生の方にも多数参加していただきました。皆さん磯部の話に真剣に耳を傾け、質疑応答も熱のこもったものとなり、不動産鑑定評価制度に対する関心の高さを窺い知ると同時に、自身の暮らしや自分の国をより良くしたいという気概のようなものも感じました。

 

今回のヤンゴンでの滞在を終えて、実際に現地に赴かなければ分からないことが多々あることを改めて実感しました。ミャンマーに対するイメージは覆りましたし、どんな人が暮らし、現地スタッフがどのように働いているのかも知ることができました。皆さんも機会がありましたら是非、ミャンマーに足を運んでみてください。きっと、新たな発見があると思います。

 

おわり